看護師に求められるもの

看護師になるためには専門の養成機関を卒業し、たくさんの勉強をして、たくさんの実習をして、とても大変な努力を続けた上で、国家試験に合格しなくてはいけません。

看護師資格を取るだけでも大変な努力が必要ですし、高い志がなければ資格を取得することすら難しいのが看護師資格ですが、そのようにしてせっかく資格を手にしたにもかかわらず、短い期間で看護師としての職を諦めてしまう人も少なくありません。看護師に求められる適性にはどんなものがあるのでしょうか?

看護師という仕事を続けていくためには、志とは違ったいくつかのポイントがあります。
看護師に求められる代表的なものとして
・体力
・正確さ
・コミュニケーション能力
が挙げられます。

体力については、看護師ひとりひとりが担当する業務のボリュームは大きく、勤務時間中は立ちっぱなし歩きっぱなしになるということ、日勤と夜勤の交替勤務があり、休日も不定期であるということが挙げられます。

正確さについては、看護師の仕事は人の命を預かる重要な責任ある仕事です。ひとつのミスが患者の命を左右することもあるため、看護師の業務には正確さが求められます。

さらに、コミュニケーション力。看護師は患者に最も近いところで仕事をするため、患者の細かな変化を見逃さず、患者の容態をチェックするためにはコミュニケーション能力も欠かせません。医療現場はチームで仕事を行うという意味でも、人とコミュニケーションをとることができるということは看護師として欠かせない能力です。

看護師の業務は多忙であり、日々進歩する医療現場の技術についていくためにも日々の勉強は欠かせません。常に新しい技術や知識に向上心をもって向き合うこともまた看護師に求められています。人の命を預かる看護師という仕事は決して楽な仕事ではありません。だからこそ、他の仕事にはないやりがいを感じることのできる仕事でもあるのです。

看護師というひとつの仕事ではありますが、その仕事の内容は様々です。同じ職場で働き続けるのもひとつの方法ですが、働き方を変えることで一生続けていくこともできる仕事でもあります。自分にあった働き方を探し、自分にできる方法を見つけていくこともとても大切です。どんな働き方ができるのか、自分にできる仕事はなんなのか、見つけることができるというのも看護師に求められるスキルのひとつなのかもしれません。